
行政書士試験まであと2カ月しかない…
どんどん不安になってきた😿



落ち着いてください!
2カ月あれば出来ることがたくさんあります。
それにまだ慌てる時期でもありません。
不安に思うのは、資格試験を何か重いものだと考えているからかもしれませんよ?



だって、1年に1度しかないんですよ?



たしかにその通りですが、資格試験を神聖視したりするとどんどん自分を追い込むことになりますよ。
資格試験を受けることは偉いことでもなければ尊いことでもありません。
資格試験というものは実務家になるための単なるステップにすぎません。



なるほど、そういう考え方もありますね。
私も試験を受けることで自分を特別だと思い、周りに気を使わせてきました。
それは大きな間違いなんですね!



そもそも、誰のために試験を受けるのかということを忘れてはいけません!
さて、堅苦しい話はこれくらいにして、あとは軽い話でも…と思ったら、
抽象的な話になりそうです💦



茶番はこれくらいにして、本題に入りましょう。
試験まであと2カ月ほどとなり、焦りを感じている人もいるのではないでしょうか?
どんな難しい試験でもそれを受けることが偉いとか尊いなどということもありません。
高校や大学受験も司法試験も行政書士試験も、すべて資格を得るためのステップにすぎません。
確かに、行政書士試験は1年に1度しか行われない試験ですが、ことさら構える必要はありません。
気張らずにしかし油断せずに行きましょう!
今回は、試験はゲームであるという筆者の考えを述べていきます。
直接、試験に関係あるわけではありませんが、こんな考え方もあるのだくらいの読み物としてとらえてください。
茶番にあるように少し抽象的な内容になります。
筆者のプロフィール
はじめまして、当ブログ管理人のエビスと申します。
私は、とある地方都市で運送業許認可専門の行政書士事務所を経営しています。
早稲田大学法学部を卒業し、旧司法試験を受けていました(択一合格あり)。
大学での専攻は民法の債権法の中の契約法でした。
司法浪人中に、法学部卒とはいえ、現在よりも一般知識の比重が高く論文もあった時代に、2ヶ月程の勉強で合格したので、記事にはある程度の信ぴょう性はあるかと思います。
ここで私の試験に対する考えを述べたいと思います。
試験とは一種のゲームであるというのが私の基本的な考えです。
実際、受験指導者でこのように考える人は多いのでは無いかと思います。
ここでゲームを定義しておきましょう。
ゲームというのは、『相対する両者が一定のルールに従ってお互いに影響し合いながら意思決定する行為』です。
将棋を思い浮かべてもらえばわかりやすいと思います。
例えば、「交互に駒を動かす」「とった相手の駒は自分で使うことができる」「『香車』は他の駒がなければ前に何マスでも進むことができる」などがルールです。
そして、お互いの指し手が意思決定であり、その意思決定が相手に影響し合います。
相手が、「7六歩」と打ったから、こちらは「8四歩」と打つなど、相手の指し手が次の指し手に影響していきます。
これは、一般的なゲーム理論における定義ですが、おおよそすべての試験に当てはめることができます。
行政書士試験におけるゲームとは?
行政書士試験におけるルール
行政書士試験におけるルールというのはおよそ以下の5つのことです。
①試験日程・
②試験会場
③受験資格
④出題科目・出題範囲
⑤試験の形式
これらのことがあらかじめ決まっておらず、いきなり試験日が1カ月後に前倒しになったり、試験会場がすべて東京都に変更になったりしたらたまりませんよね。
そんな受験生が不利な試験を受けようと思いますか?
まず、受けませんよね。
もっとも①~③がいきなり変更などということは現実ではありえないので(試験会場に不具合が出て変更はあり得るかもしれません)、受験生は④⑤に対して対策を講じるわけです。
受験にもルール(暗黙のものも含め)があるからこそ、ゲームとして成立するわけです。
そしてルールがあるゲームなら、そこに講じるべき対策が存在します。
出題者側もある程度のレギュレーションがあるわけで、それは絶対評価の行政書士試験でも同様です。
例えば、基本の知識は条文と判例であって、細かな学説が聞かれることはありません。
したがって、大学教授の書いたいわゆる基本所は必要ないということになります。
もちろん辞書的に使うために持っておくことはいいでしょうが、大学の基本書を中心に勉強することはおすすめしませ
私も参考程度におすすめする事はありますが、受験には市販のテキストで十分です。
時々、基本書をすすめる人をネットでも見るのですが、自分を大きく見せたいだけで、受験生のために言っているのではない気がします。
ちょっと話がそれました。
ルールがあるからこそ、試験制度が成り立っているという話でした。
行政書士試験における意思決定
そして、出題された問題が試験委員の意思決定であり、その問題に対する回答が受験生の意思決定となります。
ゲームでは相手の意思決定の意味を探り、それに対してこちらも意思決定をするというのがゲームの基本的な流れです。
その意味で、出題者側の意思決定のパターンを探るために過去問を研究することが非常に大事になってきます。
受験生に求められている知識のレベルや頻出する分野などは当然として、出題側の癖(正答に3が多いなど)まで研究しだすとキリがありません。
ちなみに、宅建は4択の試験ですが、回答は肢1~4まで偏りなく正答になります。
一つの肢の正答数は11~13問となっています。
よって、見直しのとき肢1をマークした数が10以下あるいは14以上だった場合、間違えている可能性がかなり高いことになります。
2択で迷ったときに利用できるテクニックです。
過去問研究をそれほど意識していない人でも、2年連続で行政裁量が出ていたら、次の年は出ないだろうくらいは予想するわけです。
出題者に関する考察はエビスの推測です。
出題者は受験生の傾向を探るため本試験の回答を分析するわけです。
例えば、受験生の解答からこの知識が弱いから合否を分けるような問題で使おうかとか、ちょっと細かい知識だから組み合わせ問題で使おうかなど正答率をコントロールするのに使ったりするのではないかと思います。
試験問題の正答率は大体50〜70%いないに収まるように設定されるので、そこから大きく外れた場合は、その原因を探り、次年度に反映します。
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