
これから、本格的に行政書士試験の勉強を始めるんだけど、
どう取り組めばいいのかからない…。
試験へ向けての心構えや気を付ける点を知りたい…。
この記事は、このようなお悩みに答える記事です。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
・行政書士試験の勉強では常にアウトプットを意識する
・行政書士試験の勉強では総論を重視する
はじめまして、管理人のエビスと申します。
下記の通り、約2ヵ月弱という短期間の勉強で行書書士試験に受かり、現在はとある地方都市で運送業専門の行政書士事務所を経営しています。
なので、記事にはある程度の信ぴょう性があると自負しています。
この記事に書いてあることは、私が行政書士や宅建を受験したときに、常に自分に言い聞かせていたことです。
私は法学部出身というアドバンテージはありましたが、独学で行政書士試験に約2ヵ月弱、宅建に約3週間という短期間の勉強で合格することができました。
私が、上記の試験に短期で合格できたのは、能力ではなくいかに解説する精神論の部分が大きかったのだと考えています。
この記事も具体的な勉強法よりも心構えや精神論が多くなっていますが、これらの精神論は予備校のホームページや合格者のブログなどでもほとんど書かれていないと思います。
ですが、開業後のことも含めて非常に大切なことなので記事にしました。
独学・通学・通信、いずれの勉強にも通じる大切なことを書いています。
この記事を読めば、あなたが勉強に取り組むときの心構えと勉強の質が劇的に変わります。



あなたの勉強の質が劇的に変わるのでぜひ最後までお読みください!
行政書士試験の勉強では常にアウトプットを意識する


試験勉強で最も重要なことは「常にアウトプットを意識して勉強する」ということです。
アウトプットとは、勉強でインプットした知識を使って、本試験場で問題が解けるということです。
以下でくわしく解説します。
わかるだけではダメ!
過去問を解いた後で「わかっていたのに、間違えた。本試験で出来ればいいや」という人が結構多くいますが、危険です!
わかっているだけでは、試験で使えるレベルまで届いていないからです。
私が、受験生に上のセリフを言われたときはかなり厳しめに「試験で使えないということはわかっていないこと」だとハッキリ言わせていただきます。
逆に言えば「わかったことを試験で使える知識にまでレベルを上げる」ことが、合格するために必要なことなのです。
また、「本試験で出来ればいいや」の部分ですが、「練習で出来ないものが本試験でできるはずがない」のが現実です。
なぜなら、本試験では独特の緊張感もあり、普段の力の60~70%の力しか出せないからです。
家で解いていた時には間違えようがなかった問題を間違えてしまうのが本試験の怖さです。
なので、試験勉強においては自分自身に厳しくしてください。
行政書士試験は書面審査
行政書士試験は書面審査です。
行政書士試験は面接などがなく筆記試験のみで合否が決まるからです。
「え?そんなの当り前じゃないか」と思ったあなた、本当に書面審査の意味がわかっていますか?
書面審査であるということ=試験で正しい答えを書かなければ不合格です。
「本当はわかっていたんだけど、うっかり違う答えを書いてしまった」ら不合格です。
上で「わかったことを試験で使える知識にまでレベルまで上げる」とは、本試験で正しい答えを解答用紙に書けるようになるということなのです。
「本当は…」などと言っていたのでは、「行政書士試験は書面審査」であることが頭では理解出来ていても実感を伴っていないことになります。
解答に出せない=わかっていない!
何百時間勉強しても、本試験の解答にその成果を出せなければ、それは本当の意味で分かっていないのです。
なぜなら、何度も繰り返しますが、資格試験の勉強の目的は本試験の解答にその成果を出すことだからです。
これが意識できると知識のインプットのしかたが変わります。
具体的には、「この知識、本試験ではこういう形で出題されそう」だと、アウトプットを意識したインプットに変わるのです。
行政書士の勉強法は総論を重視する


勉強方法というのは、全体を貫く総論があり、その上で個別科目の勉強方法という各論があるというのが私の考えです。
さらにその上に、司法試験、司法書士試験、行政書士試験、税理士試験、社労士試験etcを貫く総論があると考えています。
それでは、行政書士試験における総論を解説します。
同じ問題は出ないが同じ知識や手法は繰り返し出される
≫【短期合格者が徹底解説】過去問(法令科目)を解く意味:過去問を解かずして合格なし!【行政書士】で解説しましたが、同じ知識や手法は繰り返し出題されます。


なぜなら、試験範囲は膨大ですが試験委員の聞きたいところは意外と限られているからです。
そこで過去問の研究が重要になるのですが、これについては↓を参照にしてください。
≫【短期合格者が徹底解説】過去問(法令科目)を解く意味:過去問を解かずして合格なし!【行政書士】
「自分のしたいこと」ではなく「相手がしてほしいこと」をする
試験勉強や本試験を解くときに大切なのは、「自分のしたいこと」をするのではなく「相手がしてほしいこと」することです。
これは、相手の言いたいことを理解してそれに合わせるということです。
なぜこれが大切なのかというと、試験委員の出題意図を理解しそれに沿うように答えれば自然にそして簡単に正解にたどり着けるから。
例えば、組み合わせ問題で、ア、イ、ウ、エ、オのうち、ごく基本的な知識の肢がアとエでイウオは殆どのテキストに載っていない非常にマニアックな知識の肢でした。
正解は、アエの組み合わせの肢だったとします。
この後、この問題を復習するとき、あなたの取組みは次のどちらですか?



①テキストに載ってない知識の肢が3つも出た。
もっと細かいところまで覚えなきゃ…



②基本的な知識だけで問題が解けた!
残りの3つの肢は軽くチェックしておけばいいや。
私なら受験生Bと同様の取組みをします。
なぜなら、この問題は試験委員の「基本的な知識を確実におさえればいいよ」という試験委員の出題意図と考えられるからです。
相手が「基礎的な知識でいいよ(難しいことはいらないよ)」と言っているなら、素直にそれに乗っかります。
実は、試験に受かりやすいのは「素直に相手に乗っかるタイプ」の人なのです。



私、ひねくれたタイプなんですが…。
受からないんですか?



大丈夫ですよ!
性格はなかなか変えられませんが、
問題を解くときだけ素直になればいいんです!
試験においては「素直なフリ」で十分です‼
試験委おいては性格を変えるまでもなく、素直なフリをするだけでOKです。
ただ、かなり意識して「素直なフリ」をしないと、素が出てしまいますから気を付けてください。
実は、「相手がしてほしいことをする」というのは、実務においても非常に重要になってきます。
お客様の相談を受けていると、「本当はこうした方がお客様の利益になるのに、お客様は別の方法を望んでいる…」という場面がたくさんあります。
「お客様の望むこと」と「こちらがベストと思うこと」が異なる場合、こちらの考えを説明してお客様に選んでいただくようにしています。
その結果、お客様が自分の望むようにしたければその意向に沿うように仕事を遂行します。
実務においても大切だといったのはこういうことなのです。
すべては過去問の中にある
「ちょっと待ってください!その問題がたまたまそうなっていたんじゃないの?」という声が聞こえてきそうです。
確かに、この問題だけだったらたまたまそうだったのかもしれません。
しかし、他の組み合わせ問題も同様の方法で解けたとしたらどうでしょう?
もう、これは「試験委員がそのように解いてください」と言っているようなものですよね?
上の問題はあくまで説明用の例ですが、実際に過去問を研究していくとこの例のような発見があります。
過去問を研究するとは単に知識の確認だけではなく、このように問題の意図を把握することまで含めると私は考えています。
そうすると、自分の正しいと思っているやり方と問題の意図していることのズレがわかります。
「このズレ」を修正していくことが試験勉強では大切だと思います。
そういう意味でも過去問を解き研究することは大切なのです。
まとめ
まとめると、行政書士試験への取組みで大切なことは以下の2つです。
1.行政書士試験の勉強では常にアウトプットを意識する
①わかるだけではダメ!
②行政書士試験は書面審査
③解答に出せない=わかっていない!
2.行政書士試験の勉強では総論を重視する
①同じ問題は出ないが同じ知識や手法は繰り返し出される
②「自分のしたいこと」ではなく「相手がしてほしいこと」をする
③すべては過去問の中にある



これを読んだあなたにぜひ受かってほしいので、少し厳しめなことも書きました。
これらのことを意識するだけでも勉強への取り組みが変わります。
これからは、上記の2点を意識するようにしてください!
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