どの法律から勉強を始めるのが効率がいいのでしょうか?
法学部などで学んだことのある人は、自分が得意なもの
あるいはもっとも配点の高い行政法から始めればいいと思います。
それでは、法律初学者はどうすればいいのでしょうか?
出題の比重が最も高い行政法から始めるのがいいのでしょうか?
私は、憲法→民法→商法→行政法の順で進めるのがいいのではと思います。
憲法を最初に持ってきた理由は、憲法は中学校のとき公民で、
高校では現代社会で簡単なアウトラインを学んでいるからです。
また、条文のボリュームも少ないのでとっつきやすいと思います。
次の民法ですが、これも親族法のさわりを公民で学んでいるのと、
行政法に比べて身近でとっつきやすいからです。
商法は民法の特別法ですから、民法の考え方が応用できます。
また、会社法は構造が憲法と似ています。
「株式→人権」「機構→統治」と考えるとわかりやすいかもしれません。
最後に行政法を持ってきたのは、行政法は民法と憲法の応用的な部分があること、
また、先日書いたように複雑で難解な部分があることが理由です。
配点が高いのであえて行政法から入る手もありますが、
その場合入門書を一通り読んでみていけそうだと思ったらそうして下さい。
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