行政書士試験に何度も落ちる5つの理由【きちんと対策すれば大丈夫!】

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行政書士試験に何度も落ちてしまう5つの理由【ここを治せばOK!】
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(この記事は2023年2月15日更新されました)

悩める受験生

勉強にそれなりに時間をかけたのに、
2年続けて落ちてしまいまいました・・・
もうあきらめた方がいいのかな?

この記事では、こんなお悩みついて解説しています。

行政書士試験に何度も落ちてしまい落ち込んでいるあなた、大丈夫です。

落ちてしまうのにはちゃんと理由があります。

理由があればそこに必ず対策もあるので、あとはその対策を実践すれば大丈夫です。

この記事を読むと以下のことがわかります。

・何度も行政書士試験に落ちる理由

・行政書士試験に落ちる理由に対する対策

はじめまして、当ブログ管理人のエビスと申します。

私は法学部出身というアドバンテージはありましたが、独学で2ヵ月弱という短期で合格することができました。

また、大学生のときより15年間プロの家庭教師として多くの生徒の合否を見てきました。

その経験の中で試験に失敗する生徒の共通点も十分に理しています。

なので、記事の内容にはある程度の信ぴょう性があると自負しています。

ヱビス

この記事を読めば不合格の理由と対策がわかり、
勉強に前向きに取り組めるようになります!

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目次

【行政書士試験に落ちる理由は5つ!】

行政書士試験に落ちてしまう原因は5つ!

何度も試験に落ちてしまう受験生が、結構いらっしゃいます。

故・野村克也氏の言葉に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのがあります。

勝つときは何となく理由もなく勝つこともあるが、負けるときは必ず理由があるという意味です。

試験も同じで、落ちてしまうにはきちんとした理由があります。

その中で多くの不合格者に共通している、『落ちる理由5つ』を解説します。

落ちる5つの理由

1.知識不足
2.行政書士試験を甘く見ている
3.正しい勉強をしていない
4.本番で普段通りの力が出せない
5.本番の試験で時間が足りない

知識不足

不合格者の7割以上の人が知識不足だというのが私の考えです。

なぜなら、行政書士試験の殆どの問題がいわゆる「知識問題」だからです。


特に、5肢択一式の問題はほぼ「知識問題」です。

「知識問題」はその知識が頭に入っていなければ、試験場で答えられません。

逆に、知識さえあればほぼ瞬殺できるのです。

それではとにかく知識を詰め込めば合格できるのでしょうか?

答えは否です。

合格する為に必要な知識を過不足マスターするのがポイントです。

私は知識不足には、「質的な不足」と「量的な不足」があると考えています。

複数回受験している受験生においては「量的な不足」はあまり考えられません。

【合格者の知識のイメージ】

下の図を見てください。

合格に必要な知識が過不足なく頭に入っていますが、逆に不要な知識は入っていません。

「質的な知識」「量的な知識」ともに必要十分です。

これが、行政書士試験における理想的な頭の中の状態です。

知識不足

【不合格者の知識イメージ

下の図の「不合格者の知識」の①が「質的な不足」です。

合格に不要な知識が入っている代わりに、必要な知識が薄く不十分です。

複数の参考書や司法試験や司法書士、あるいは大学の基本書に手を出す人が「質的な不足」になることが多いです。

これは初学者や正しい勉強をしていないベテラン受験生によくある状態です。

知識不足


行政書士試験を甘く見ている

行政書士試験は難関資格です!

行政書士試験はネットで言われているような簡単な試験ではありません。

なぜなら、合格率が毎年10%前後の試験だからです。

90%の人が落ちる試験が簡単なわけがありません。

なぜ簡単だと言われるのか?

それは、司法試験や司法書士試験と比べるからです。

たしかに司法試験や司法書士試験とくらべれば簡単だと言えるでしょう。

しかし、何度も言っていますが、行政書士試験自体の合格率は10%前後で、客観的に見て難関試験です。

上位10%というのは、生徒数50人の教室では上位5名ということです。

中学校や高校では、クラスで5番以内の生徒は一般的には「勉強が出来る」と認識されていたのではないでしょうか?

実際、上位10%とは偏差値でいうと62以上となります。

そもそも、他の資格試験の合格率と比べることなど何の意味もありません。

ネットなどの根拠のない「行政書士試験は簡単だ」という声にまどわされないでください。

司法試験や司法書士などのより難しいとされている法律資格の受験生でも、なめていると痛い目にあいます。

実際、私の大学の同級生も、司法書士と併願しましたが不合格でした。

どんな試験でも気を抜かずに、勉強、試験本番とも全力を尽くしてください。

正しい勉強をしていない

正しい勉強とは、試験で聞かれている知識を過不足なくマスターし、それを本番の試験で答案用紙に記入できる力を養うことです。

行政書士試験においては、正しい勉強をしていれば合格できるものです。

なぜなら、行政書士試験は特殊なテクニックを使わなければ解けない問題は出題されないからです。

たしかに、文章理解などテクニックを知っていれば楽に解ける問題もあります。

しかし、行政書士試験は5肢択一問題をはじめとして、ほぼ全問知識問題です。

参考書に載っている基本的な知識をマスターしていれば解ける問題しか出されません。

怪しげなテクニックや方法論に飛びつく前に、しっかり基礎知識を固めましょう。

試験本番で時間が足りない

試験本番で時間が足りなくなる原因は、次の2つです。

①問題を解くのに時間がかかる

②知識問題に時間をかけてしまう。

①の原因は、圧倒的な勉強不足です。
基礎知識の不足といってもいいでしょう。

②の原因は、実戦経験の不足です。
模試を受けていないなどがその原因です。

模試を受けるときは、本番と同じ心構えで受けましょう。

試験本番で普段通りの力が出せない

試験本番では、ストレスで本来の力の60~70%程度しか出せません。

なぜなら、1年に1度の試験なので、落ちてしまったらまた1年間勉強しなければいけない当プレッシャーがストレスになるからです。

しかし、緊張して本来の力が出せないのは、受験生全員おなじで、あなただけではありません。

そこで、試験中に以下にストレスを軽減するかが重要となってきます。

【行政書士試験に落ちてしまう原因に対する対策】

行政書士試験に落ちてしまう原因に対する対策

知識不足に対する対策

悩める受験生

2年もそれなりに勉強していたから、
知識不足と言ことはないと思うんだけど…

まずは、正答率70%以上の問題が確実に解けるのか確認しましょう。

出来ている人⇒あなたの知識不足は①の「質的不足」です。

ア)に進みましょう。

出来なかった人⇒あなたの知識不足は②の「量的不足」です。

イ)に進みましょう。

ア)質的不足への対策

何度か落ちてしまっているあなた、何冊もの参考書を並行して使っていませんか?

あるいは、司法試験や司法書士、大学の教科書などに手を出していませんか?

今すぐ、自分が選んだ参考書を1冊に絞り、最後まで通読しましょう。

いくつもの参考書をフラフラと行き来してはいけません!

また、司法試験や司法書士などの参考書は使っている参考書で分からないことが出てきたときに、辞書的に使うにとどめましょう。

決して、通読などしてはいけません!

また、勉強をインプット中心からアウトプット中心のものにシフトしましょう。

過去問を解く⇒解説を読む⇒参考書にフィードバック」というのが、アウトプット中心の勉強です。

インプットとともにアウトプットを行うことで、「ただの知識」から「使える知識」へと変わります。

これを繰り返すことが、勉強の基礎となります。

そうすると、試験に出る重要な個所が浮かび上がってきます。

過去問をフレームにして必要な知識を絞っていくイメージです。

)「量的不足」への対策

量的不足」の原因は、単純に勉強時間が足りないことがほとんどです。

よって、時間をかければ解決します。

参考書を1冊に絞るところまでは、同じです。

勉強はまだインプット中心で行ってください。

ただし、セクションの区切りに来た時に必ず、過去問を解いてください。

参考書でインプット⇒過去問を解く⇒解説を読む⇒参考書にフィードバック」というサイクルになります。

まずは、正答率70%以上の問題を確実に解けることが目標です。

それができたら、ア)のアウトプット中心の勉強にシフトします。

行政書士試験を甘く見ていることへの対策

上に書いたように、10%しか合格できない試験です。

難関資格であるということを常に意識してください。

意識することで確実に、勉強への取り組み方も変わります。

他の試験との比較など無意味です。

正しい勉強をしていないことへの対策


これは、1.への対策と同様です。

あちこち手を出さずにまずは1冊の参考書にしっかり取り組みましょう。

何度か通読したら、辞書的にもう1冊の参考書を持つのもいいでしょう。

その際も、情報は基本となる参考書に集約しましょう。

もう1冊はあくまでも参照用です。

本番の試験で時間が足りないことへの対策


①の知識不足に対しては、1.3.への対策と同様、きちんと知識を習得してください。
知識があればそれだけで問題を解くスピードは上がります。


②への対策は、3つあります。

⑴過去問を解くとき、本番と同じ気持ちで時間を測りながら解く。

⑵模試を出来るだけ多く受けて、問題を解くことになれる。


⑶知識問題に時間をかけない。

⑴について
常に緊張感をもって本番に近い環境で解きましょう。
また、時間を測ることで時間のかかる問題とかからない問題の傾向がわかります。

時間を測るとき、スマホのタイマーでもいいのですが、小さいタイマーがオススメです。

現在私は、実務などの勉強をする際にポモドーロテクニックを使っているのですが、その際に、重宝しているのがdretec 学習タイマーです。

音だけでなく光でも時間を知らせてくれるので、図書館やカフェなど静かな環境でも使えます。

⑵について
模試は本番の形式にそっているので、シミュレーションになります。

模試を解くとき、知識問題と時間を書ける問題を分けることを意識してください。

慣れないうちは難しいかもしれませんが、数回模試を受けていれば出来るようになります。

試験問題を解くのが速い人は、これが出来ています。

私も、普段から上の2つを意識しながら過去問を解いていたら、半分くらいの時間で解き終わりました(旧試験ですが)。

⑶について

⑵で、知識問題と時間をかける問題を分けられるようになったら、知識問題に時間をかけることをやめましょう。

知識問題は「覚えているかいないか」という単純なものなので、問題を読んですぐに思い出せなければ諦めて次の問題に取り組みます。

「あれ?この肢見たことあるのに・・・」と思い出そうとして時間をかけたくなる気持ちはわかります。

しかし、即座に思い出せない知識を試験時間内に思い出せる可能性は少ないです。

このような問題はいわば「ハマり問題」です。

時間を取られるだけなので、時間をかければ解ける(可能性のある)多肢択一や記述問題、文章理解などに取組みましょう。

試験においてはこの割り切りが大切です。

ただし、ある程度、肢を絞って取り合えずマークしておくのを忘れないでください。

試験では空欄がある状態で解答用紙を提出しないようにしましょう。

問題番号に✅を入れておいて、後で必ず見直します。

模試を受ける意味については別記事に詳細を書く予定です。

本番で普段通りの力が出せないことへの対策

試験本番で最も大切なことは自分のストレスをコントロールすることです。

試験本番のストレスについては、別の記事に詳しく書いているのでそちらをご参照ください。

≫【短期一発合格者が解説】試験本番でストレスを軽減する2つの方法

殆どの試験は「準備7割、現場3割」と私は考えています。

行政書士試験は知識問題の割合が高めなので「準備8割、現場2割」くらいかと思います。

前日までの準備で試験の合否はほぼ確定しているので、それまでしっかりと計画を立てて勉強しましょう。

計画通りに勉強ができたというのも、試験を受ける際の自信につながります。

自己満足で構わないので、なにか心の支えになるものを1つ作りましょう。

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独学が難しいと思ったら、通信講座を利用する

私自身は独学でしたので、独学でも十分受かるという趣旨でこのブログを運営しています。

しかし、予備校に通うことや通信講座の利用を否定しているつもりはありません。

むしろ、予備校や通信講座を利用できる環境なら積極的に利用した方がいいと考えています。

なぜなら、これらのスクールは膨大な受験生のデータを持っていたり、試験の情報量は圧倒的です。

そこから得たノウハウは目を見張るものがあり、とても個人の経験では太刀打ちできません。

以下におすすめのリーズナブルな通信講座をあげておきます。

私にツイッターのフォロワーさんが実際に使っていた口座の中から、評価の高いものを受講料を加味してコストパフォーマンスの面から厳選しました。

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まとめ:わかっただけではだめ、やはり実践あるのみ!

受験生

わかりましたー!
これで来年は合格できそうです!

ヱビス

そ、そうですか…
でも何度も言いますが、実践しなければ無意味ですよ!
何度も、自分で確かめてやっと合格できる力が養えるんですからね!

受験生

わかってますって‼︎
来年は良いご報告ができそうです、フフフ…。
合格したら先生の事務所で雇ってくださいね!

ヱビス

不安しかないんですが💦

何度も言っていますが、実際に試験を受けるのはあなたです。

私の言っていることは少し精神論的な部分が多いと思います。

しかし、試験で最も重要なのはメンタル面なのです。

また、問題を解くときも常にアウトプットまで意識している人とそうでない人では、100問解いた時点で相当の差がつきます。

このホンのちょっとした心がけを忘れずに普段の勉強に邁進してください。

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